Last-modified: 2006-08-22 (火) 09:03:58 (6450d)

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考え事のかけら

• 手帳
  手帳に先々の予定を書いて、その通りに体を動かしていた頃。
  確かに何かを目指していた。
  何かであるために、「これはやっておこう」ってことを書き留めていった。

  景色に彩りを失った日から、それは予定を書くものじゃなく、記憶を書き留めるものに変わった。
  いつしかそれさえもしなくなり、必要なことは日々のアラームだけになった。

  近頃の小さな四角い窓は、それこそどんな予定でも、書きたいように書ける。
  でも、ここへきてようやく景色に彩りを取り戻しつつある心地のしている俺だから。
  限られた書き方しかできない、古いこいつぐらいが、ちょうど良いのであろう。

  向き合うこと、一つずつ。