その日暮らしと日進月歩/2007-02-22

Last-modified: 2007-02-22 (木) 09:32:25 (6271d)
※※このサイトは2012年頃より更新を停止しています。※※

考え事のかけら

  • 技術料とアイデア料
    オープンソースツールを活用すると言うことは、そのツールを操る「人」に対価を与えることと言える。
    自分で操る場合は「時間」を支払って効能を得る。
    人に操ってもらう場合はその人に「金」を支払って効能を得る。

    ブラックボックスなサービスってやつは、人の「時間と技術」料に加えて、いわばアイデアの新規性を売り物にしていると言っていいんじゃないか。
    利用者はその「新規性」と言う効能と引き替えに、「オープン性」を失なう場合があるけど。

    巷では「オープンソースで費用削減」が謳われ囃し立てられているようだけど、そりゃほんとはちがうんじゃないか?

     

    コンピュータプログラムによって様々な事務雑務から解放された人的資源があるはずで。
    でも豊かさを多くの人が享受できるためには、人の時間に対価が支払われることが一番平和なわけで。

    アイデアをブラックボックス化して財を築いた人々がいて。
    アイデアに追随してそれをオープン化した人々の手によって、新規性が一般化される。
    そうして一般化が進んだ先でやっと、それまで「アイデア」に支払われていた対価が、「人の時間」に支払われるようになるんじゃないのかな?

    様々なアイデア要素を詰め込んでブラックボックス化された「プロプライエタリ製品」に対価を支払うか。
    オープンソースツールを操る「人」に対価を支払うか。
    対価に見合う効能を得られるかどうかを判断するときに考えるべきこととは、
    「そのアイデアは必要か?」
    「この人は対価を資するに足る人か?」
    が軸になるんじゃなかろうか。

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