Last-modified: 2008-11-27 (木) 03:23:11 (5623d)

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考え事のかけら

• 言葉で景色が歪む時
  渦巻いてることを言葉にして綴ろうとすると
  なんだか全部わざとらしい感じがして
  言葉にしたい気はするのに、言葉が続いて出てこない

  それはたぶん、ホントにわざとだということ
  確かに今、何かから逃げたがっている
  ただただ逃げたがっている

  「こうありたい」と願って続けてきたことがあった
  今はそうありたいとは願っていなくて
  これまで続けてきたことを、クセのようにして続けている

  それはたぶん、ホントはしたくないということ
  確かに今、そこから逃げたがっている
  いますぐ逃げたがっている

  とにかく贅沢を言えるこの街で、暮らしを続けるということは
  半ば追い立てられるようにして、さらなる贅沢を求めることでもあるようだ
  ここへきてこうして魂が逃げたがっているのは
  果たしてただの怠慢なんだろうか

  耳をそばだててみろ
  鼻をきかせてみろ
  しっくりくる言葉が沸いて出ないのは
  言葉によってなにかが誤魔化されようとしてるからだろう
  そんな時に、一人で言葉で考えるのはあやういだろう
  そうして一人で紡ぎだす言葉なんて、景色を歪めてしまうだけ