Last-modified: 2009-01-22 (木) 21:33:40 (5566d)

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考え事のかけら

• コンポーネント流通の戦況と、そこで戦う人々の姿
  ITpro：高橋信頼氏記事より
  オープンソースが実現した「ソフト部品流通」とその先の夢

  記事そのものが扱ってる題材と直接の関係はないことだけど、ちょっと思ったところがあった。

  　
  世にアイデアとして形を成しているものが数あるということは、そのアイデアに紐づいて活動をしている人々がそれにも増して多数いるということで。
  そうして数あるアイデアの中から「たった今自分の仕事に必要なもの」を拾い上げることは、"選ぶ/探す"というその作業だけでひとつの仕事が成り立ってしまいそうなほど、手間のかかること。

  選別対象が膨大な数になると、選別にかかるコストはそれに伴って増大していくもんで。
  そんな中、締め切りに追われて「選ぶ/探す」という作業に取り組むことは、なんと苦しいことか。
  そうなってくると、悲しいかな、最終的に行うチョイスはまさに「さいころの出目で決める」のとほとんど変わらないものになる。

  そうしてさいころの出目まかせになるぐらいなら、取り組んでいることに情熱を注いで過ごせるチョイスをする方が、ずっとマシってもんだ。
  彼らは確かに、情熱を削り蝕むであろう者達から距離を置くための措置を取っている。
  そして、注いだ情熱がちゃんと活かされるフィールドを、懸命に切り開こうとしている。