Last-modified: 2007-01-04 (木) 04:54:59 (6322d)

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考え事のかけら

• 殉じた十年
  この十年は、自分の信念に殉じた十年であったと言えよう。
  掲げてしまった信念に忠実になるあまり、様々な人の差し伸べてくれるその手を、無意識にいくつも拒んできた。
  気がつけば、十年、自分を殺し続けることになっていた。

  まさに「迷信」とはこのことで。
  ヘタに宗教にすがるまでもなく、自分の中に紛れもない信仰を抱えていた。
  人を活かしてなんぼの信仰のはずが、己を盲目にしてしまっていた。

  俗な言葉で言えば、「見る目がない」という、まさにそれになっていたようだ。

  去年一年かけてたくさんもらった彩りは、図らずも抱えてしまった頑なな信仰にピリオドを与えてくれたかもしれない。
  次の十年をかけて、それを確かめにかかろうか。

  なにしろ、今年は人に会いたい。
  遊び下手で人と遊ぶネタに事欠く自分が人と会うには、やっぱどっか役立ちどころを探して絡むことから始めるしかないよな、と思う。