Last-modified: 2009-01-19 (月) 02:23:49 (5576d)

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考え事のかけら

• 表現と真実の関わり合い
  久しぶりにアツイ文章を見た。

  気分はもう心理戦 (八田真行氏) - SOURCEFORGE.JP Magazine

  匿名性を利用して恣意的に情報を操作しようとする者のあることの当然。
  匿名性を排斥しようとする動きが起こることの当然。
  なんとも捨てがたい、「匿名での情報発信可能性の担保」がもたらす"健全性"。

  言葉に大きく依存して暮らしの動くこのご時勢において、これら諸々の扱いの難しさは甚だ煩わしいもの。
  意識しているか否かに関わらず、誰もがこれらとの戦いを余儀なくされている。
  だからこそ普段の暮らしの中では、正確に自身の胸の内を表すように言葉を使うことが、余計な真実を生まずに済む最強の親切なのだ。

  以下、上記URLの文章より引用。

  実のところ嘘を見破るコストがある程度以上に高くなると、それは多くの人にとっては真実、あるいは少なくとも複数ある真実の一つにはなってしまう。
  そうなった場合、意志決定しろと言われても、結局はさいころを振って決めるのと大差ないものにならざるを得ない。
  それは読み手の怠慢でも何でもなく、当然の帰結であろう。

  こういった、見極めの利いた文に出会えるから、オープンソース文化の人々の動きを追うのは楽しいんだよな。