その日暮らしと日進月歩/2006-01-03 のバックアップ(No.1)

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考え事のかけら

  • 初夢か

    夢を見た。
    高校生の頃の、何かの試験前の風景。

    クラスの一人が「一緒に勉強しようぜ」つって、行ってみると、ある別の一人が「おーkimita、俺数学やばいばーよー。インストラクター頼むぜ」と。
    そいつは「答え見たらわかるんだけどよー。全然覚えきらんわけさー」ってなことを言って嘆いている。そして「なんでお前はそんな解けるわけ?」と。
    答えて曰く「答えの数字とか手順を覚えるなんて、わざわざしないどー。数学は、目の前に問題が突きつけられた時に、初めて解くつもりでやるもん。」と。

    様々に情熱を抱いていた頃の風景だった。

    「教える」という行為に取り組む上で何に重きを置くべきか。
    今その瞬間によって「人が必要としていること」ってのは色々あるから、一概には決めれない面がある。
    でも、俺が教えるという行為に際して一番意識していたことは、「覚えるのは繰り返してれば勝手に覚えるんだから、大事なのは、解き方を自分のものにすること、自分の解き方を作り上げること。」なんてことだったように思う。

    これは一面の真理ではある。しかし、どこでもその姿勢で向かうのはちょっとあつかましい。
    でも、俺が情熱的になれる場面というのは、そういう場面だったように思う。
    「情熱と呼べるものを失っている」と自分に感じてずいぶん経つ。
    俺の俺たる拠りどころはその無駄な情熱だけであったろうに。
    少し、思い出した。

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